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子どもにプレッシャーを掛けることの功罪

よくある悪い例

 子どものプレーを一生懸命応援、サポートしてあげようとするあまり、内容や結果を本人以上に気にしすぎてしまうケースをよく目にする。例えば、試合や練習を監視するかのようにリンクサイドまでべったり付き添い、何か思うことがあれば場外から怒鳴ったり、送り迎えの車の中で詰めたり…。この光景はアイスホッケーに限らず、どんなスポーツでも一定数共通して見られるのではないだろうか。

誰の為に、何の為に競技に取り組むのか?

 小学生の指導に携わっていて、「コーチはホッケーを辞めたいな。と思ったことはありませんか?」と真剣に質問されたことがある。日頃とても真面目に練習に励んでいる子で、実はこの質問を受ける少し前から他のコーチと、その子のモチベーションが低下してきているのではないかという懸念を抱いていた。この子の場合は、親御さんの期待に応えたいというプレッシャーが重圧だったのに加えて、チーム環境的になかなか試合に勝てないという状況下で、ホッケーに楽しさを見いだすことが出来なくなっていた。
 楽しさと向上心を見失ってしまったら、練習や試合はおろか、競技に携わることがたちまち苦痛に変わってしまう。けれども、 親が望んでいるから仕方なく継続するしかない。やめたら親ががっかりしてしまう。とか、嫌いとまでは行かなくとも別に好きでもなく、なんとなく惰性で続けている。という誰も得をしない可哀想なケースがどうしても一定数存在する。

動機を本人にみつけさせる

 ”なぜその競技をするのか?”その理由に、”自ら進んで競技に取り組みたくなるようなプラスのモチベーション”は含まれているのかどうか。これがとても大切だと僕は思う。スパルタ的な英才教育を否定するわけではないが、そんなことをしなくても、子どもが楽しい!と思えるような指導をしてあげることができればホッケーを好きになってもらえる。好きになればホッケーを続けてくれる。好きになれば子どもなりに目標を持って自然と努力するようになる。

保護者にできること

子供にとってスポーツは親のためにするものではないし、目標や夢は誰かに無理やり押し付けられるものでもない。競技を一緒に楽しみ、一緒に目標を考えてあげたり、子どもが自然にのびのびとプレーできる環境を整えてあげることが、親にできる最善のサポートなのではないだろうか。最初は結果が伴わなくても純粋に楽しめていればそれで良いし、少し成長して技術的に伸び悩んできたのなら、プロのコーチの手を借りるというのも有効かもしれない。僕の身の回りのトップコーチは、技術的な指導で成長を実感させてくれるだけではなく、選手のメンタルタフネスやマインドセットまで面倒を見てくれる。まだ自分が気付いていない競技の魅力や楽しさを教えてくれるのだ。

僕の場合。

僕の両親は基本的に、スポーツも勉強も進学も、決して強制したりすることはなく、僕の意思や”やりたいこと”を尊重し、必要以上に干渉せず、だけれども近くで見守ってくれていた。平たく言えば、良い意味で放任主義な感じだったのである。今思えばとても幸せなことだ。僕のホッケー指導やスポーツに対する哲学みたいな考え方も、この環境のおかげで育まれたのかもしれない。手と金の掛かる子供だったかもしれないが、こんな僕に、情操教育を与えてくれた両親には本当に感謝している。親孝行しなきゃ!!

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